#7

つかの間の休息。終わりの始まり、か。
家の外はやつらがうじゃうじゃ。自衛のために生きている者からも逃げながら……現実的な思考だ、ぶすじま先輩。
幼女連れの父親が民家に逃げ延びて……ああ、安易に助けを求めるな。子供を助けたい一心なんだろうがさ、ドアを壊すとか喚いたら、そら、家の人に刺されるわ。中の人も生き残りをかけて必死なんだろうし。
父親終了のお知らせ。庭に一人残される幼女。
なんかデッドエンドな情景だな。大声を出して泣くとやつらが寄ってくるぞ。幼女。
最初に平野くんが動いたか。ろんっくんろーるとか叫ぶな。
遠距離からの援護射撃では、多数を相手にするには不利だなあ。
結局、主人公がバイクで乗り込むのね。拳銃持って。幼女救出作戦発動。
バイク疾走シーンはなんかゲーム画面みたいだな。意図的にそうしているんだろうけど。
死体に車輪取られてこけた。
たかしくん、子犬と幼女に無事接触
先生、寝ぼけているし。
ちいさな子をいじめるな、って、そういう問題ではない。
平野くん、眼服だ。
迎えにいく、か。それしかないし。ごつい車はあるしな。
パパ、尊厳をもって娘のために死んだんだから、まあ立派だよな。ちょっと想像力が足りなかったけど。
さて、こっからお子様と犬連れでやつらに囲まれいるなか、どうやって脱出するのか。
道路じゃないところ……まあ、選択肢、あまりない。
そうこうするうちに。車の準備はできた。
たかしくん、子供と犬を背中と腹にいれて塀の上かよ。まあ、それいがいはなかろうけど。
幼女……おしっこ我慢できないか。背中でしてもらうしかないね。一部のマニアなら喜びそうだけど。
お迎え、来た。
車の上に仁王立ち、って先輩やり過ぎです。
平野くん、鉄砲ぶっ放すときは生き生きしているな、本当。
で、たかしくん、無事車に合流。
これでようやく一日目だもんなあ。