#1
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2008/03/25
- メディア: 文庫
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湯浅監督だから、もっと癖が強い方向にいくと思ったけど、自虐混じりの饒舌なモノローグがだいたい原作そのまんまなんで、わかりやすいし「原作っぽさ」も出ている。ずっとしゃべりっぱなしの中の人は大変だろうけど。
あ。
あと、キャラクターデザインも、原案の中村祐介のテイストをうまく生かしているな。アクの強さをうまく中和しているっていうか。
いろいろゴテゴテしているところもあるけど、基本、「自意識過剰な非モテ非コミュの大学生」がぶつくさしながら右往左往する話だからな。
ヒロインの変人っぽさもさりげなく強調されているし、二話以降の展望ってか構成もラストの「巻き戻し」でなんとなく察することができたし。うん。これはこれで。
万人向けとはいわないが、わたし的には十分に面白い。