#105

夏の蒸し暑さが終わらなくなって、もうかなりになる。
増え続ける湿気は止まることをしらず、大気中には濃厚な水分を含有するのが当然となり、すぐに酸素ボンベを背負わなければ外出もままならないようになった。
今では、古老たちだけが、「青い空」の思い出を語る。