ツンな彼女がデレるまで

まあ、エロマンガだな。
てか、これ、成人マークがついていないのは、絶対におかしい。
「性部」なんてそのものズバリな名称のいかがわしい部活に部員として誘われた生徒たちが、いやだいやだといいながらも段々と快楽の虜になっていく……などという構造は、どうみてもポルノグラフィでしかないわけでね。
根底のところでどうにもごまかしようがない馬鹿馬鹿しさが漂っているあたりはお約束みたいなものだが、絵もキャラも「紋切り型な記号化」というフィルターを通してしか描かれていないのは如何なものか?
ツンデレ」とか「萌え」とか「天然淫乱巨乳」とかいわれてもそれは「記号」でしかなく、ポルノグラフィである割には「肉」を感じさせない。
人格のある「キャラクター」ではなく、やはり記号的な「キャラ」なのである。
ポルノグラフィである以上、やっていることはしっかりやっているわけだけど、どこか書き割りのような雰囲気も感じた。