3月のライオン 2
- 作者: 羽海野チカ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2008/11/28
- メディア: コミック
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しかし、この作品、いいキャラが多い。
先生とか高橋君とか二階堂君とか……香子ねーさんとか。
特に二階堂君。プロ棋士がああいう絵本作ったら、ちゃんと市販できるよ。私家版なんてもっていない。
香子ねーさんんも、前巻の時点ではもう少し単純な位置づけかと思ったのだが……以外に、屈折したキャラなんだな。対戦前に、毎回律儀に主人公を揺さぶりにくるマメさも、ちょっと引いてみるとなかなかかわいいし。
出番は少ないけど、対戦相手のじーさんとかおっさんとかも、それぞれに背負っているものがあって……でも、主人公手加減しないもんね、というあたりのリアルさが、ほどよくいい感じ。
「ハチクロ」のあと、何で「将棋」の世界を題材にしたのか、段々とわかってきた。
はっきりとした勝敗がある世界でないと、こういう話しは成立しないもんな。