3月のライオン 2

3月のライオン 2 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 2 (ヤングアニマルコミックス)

相変わらず、安定して面白い。
しかし、この作品、いいキャラが多い。
先生とか高橋君とか二階堂君とか……香子ねーさんとか。
特に二階堂君。プロ棋士がああいう絵本作ったら、ちゃんと市販できるよ。私家版なんてもっていない。
香子ねーさんんも、前巻の時点ではもう少し単純な位置づけかと思ったのだが……以外に、屈折したキャラなんだな。対戦前に、毎回律儀に主人公を揺さぶりにくるマメさも、ちょっと引いてみるとなかなかかわいいし。
出番は少ないけど、対戦相手のじーさんとかおっさんとかも、それぞれに背負っているものがあって……でも、主人公手加減しないもんね、というあたりのリアルさが、ほどよくいい感じ。
ハチクロ」のあと、何で「将棋」の世界を題材にしたのか、段々とわかってきた。
はっきりとした勝敗がある世界でないと、こういう話しは成立しないもんな。