マンガ、アメリカを征服!

http://excite.co.jp/News/bit/post/sid_9239/

最新テクノロジーサブカルチャーのトレンド分析に定評のある雑誌Hotwired。期間限定のショップ("The Wired Store")をオープンしたこともあるほど、ニューヨークでは有名。その最新号は、なんと日本のマンガ特集!アメリカやヨーロッパで年々人気上昇中の秘訣を分析しようっていうのです。表紙からマンガで、"MANGA CONQUERS AMERICA"(マンガ、アメリカを征服!)のインパクト満点のタイトルも。

この特集記事を書いたDaniel H. Pink記者は、今年の春、2ヶ月かけて日本のマンガに関する最新事情を東京を中心に取材。記事にはアメリカ人ならではのユニークな指摘もいっぱい。
(中略)
さらに徹底したコミック・マーケットの体験レポートも。今回の特集ではここがメインでしょう。彼が最も驚いたのはdojinshi(同人誌)の存在。人気マンガの登場人物を勝手に使用している同人誌は、アメリカだったらすぐに著作権の問題で訴えられますが、日本ではおおっぴらにマーケットが開かれ、たくさんの人々が参加しています。これはトレンド・ウォッチャーでもある記者さんにとっては驚愕の事実だったみたい。でも、さすがHotwiredだなぁって思ったのは、この事実から、アメリカの音楽産業やコンテンツ産業に対する新しいビジネス・モデルの提案がはじまるんです。記事に10回近く登場するキーワードは、"Anmoku no ryokai"(暗黙の了解)。いかにも日本っぽい!

まあ、向こうの「Hotwired」編集部の視点から見た日本のポップカルチャー、ということで、どうしても「浅い」というか「ぬるい」見方になってしまうのは仕方がないのか。
コミケの二時創作を「"Anmoku no ryokai"(暗黙の了解)」とか「ビジネス・モデル」として捕らえるのが、認識として適正かどうかという点も……うーん……。

Hotwired Style: Principles for Building Smart Web Sites (Hardwired)

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