生物と無生物のあいだ
- 作者: 福岡伸一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/05/18
- メディア: 新書
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ちょっと話しは逸れるけど、私事。
数年前、某知人とこの本の内容と少しかする話して、そこのとについて少し書く。
その知人はかなりいい(というか、国内でも有数の)理系の大学を卒業をしているんだけど、話しの流れで「知性」の話題になって、いきなり、「生物=知性体だ」という自説を自信たっぷりに披露しはじめた。
わたしの乏しい知識によれば、「生物」の定義は「自己複製が可能」程度の認識しか持たなかったわけだで、かなり面食らったから、弱々しく反論したわけだけど(当然だけど、単細胞生物も無脊椎動物も植物も細菌も、「生物」の一種です。生物の種別ごとに分けたら、知性がある群よりも知性らしい知性がない群の数のが、圧倒的に多い)その知人はわたしにむけ、「あんたは論争に負けそうになるとそうやって意地張るのな!」とかなり強硬な口調で決めつけてくれました。
わたしは、反論するのも馬鹿馬鹿しかったので、にやにや笑いを浮かべて適当にいなしましたが、もちろん、内心では舌を出していました。
いくらいい大学出ていても、知性がないヤツって存在するんだな、と心中で頷きながら。