モバイルの使い方

モバイル、というと、昨今ではPDAではなく携帯電話などを指すことが多いようだ。
実際、簡単なPIM機能ならびに、メール、ネット閲覧など、もうたいていの携帯電話やPHSで使用できるようになっている。逆に、そうした「多機能化」にあえて逆行し、シンプルさを追求し、音声通話のみに機能を絞った機種もあるようだが。
現在、わたしが「出先で使用する文書入力機器」として使用しているのは、
ウィルコムPHSW-zero3[es]」
W-zero3[es]
W-zero3[es] posted from フォト蔵
http://www.willcom-inc.com/go/ad_wzero3/index.html
と、
シャープの「Zaurus SL-CL1000」である。

SHARP ザウルス SL-C1000

SHARP ザウルス SL-C1000

後者は、それまで使用していた「シグマリオン2」の代替機として、「もっと軽量で、どこでも使用できる」という条件を満たす機体を探した結果、これになった。
一口に「Zaurus」といっても、多くの機種が発売されていて、現在でもどうハードディスクを搭載した3000番台が主流であるらしい。
が、わたしの使用法はだいたい「テキストの入力」に限られており、要領を含めたスペック的には、この「CL-1000」で必要十二分なのだった。さらに、このCL-1000には、「電子辞書機能付き」の機種の中で、一番値段が安い、ということも、選択の際の重要なポイントである。
Zaurusの導入にあたっては、あの小さなキーボードになじむことができるのか? という点が、実際に使用してみるまでは疑問を持っていた。実際に使用してみる、これは杞憂であって、数日しようしてみればすぐに慣れて一日あたり6000字以上、Zaurusで打ち込んでいる。
「入力作業」ということに関しては、事実上、このCL-1000が、現時点でのわたしのメインマシンである、といっても過言ではない。
それに加えて、W-zero3[es]を購入した理由は、「CL-1000単体では、ネットに接続できない」からだった。(通信カードなどの周辺機器を補えばネット接続も可能なのだが、出先での回線の確保、という問題もあり、やはり「手軽に」というわけにはいかない)
それに、わたしはもともと、ウィルコムのユーザーであった。
当時使用していた「京ぽん」がいい加減老朽化して、買い換えを検討していた時期に、ちょうど「W-zero3[es]」のリリースニュースが飛び込んできた形だ。
ウィルコム
http://www.willcom-inc.com/ja/index.html
の、「定額放題」プラン
http://www.willcom-inc.com/ja/plan/phone/fixed_rate/index.html
を選択すれば、月々の支払いは、基本料金と合わせても五千円そこそこで、ネットもメールもやり放題、なのであった。
回線速度は、やはりそれなりのものだったが、出先で使用する分には、ブロードバンド並みの速度は別に必要ではない。
実は、[es]がつく前のモデル、W-zero3
http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/ws/003sh/
も発売当時、「面白そうだな」と、それなりに興味は引かれたのだが、PDAとしてはともかく、「電話」としては使いたくはない。量販店の店頭で確認すると、あれ、結構「大きい」んだ。電話としてみると。
あのごついのを耳に当てて「もしもし」とかいっている自分を想像すると、なんかげんなりする。
そうした「簡易ネット末端、兼、電話機」としての機能と、発売前に量販店に並んだモックの「小ささ」に惚れて、発売と同時にW-zero3[es]に機種変し、現在に至る。
W-zero3[es]のキーボードの大きさ、というか、小ささ、は、気にならないでもなかったが……あれ、Zaurusの経験からいっても、「実際に使ってみれば、そのうちになれる」ということは分かっていたので、あまり不安はなかった。
現在の使用状況でいうと、
メインはZaurus
Zaurusで入力したテキストを、mini-SDカードでW-zero3[es]に移行。でブログにアップする……という形をとっている。
W-zero3[es]を使用する以前なら、Zaurusで入力したデータを自宅に持ち帰り、そこでPCに落としてブログにアップしなければならなかったので、工程が少し省けて更新作業が少し楽になり、そして、リアルタイム性が強くなった。なにしろ、アップするテキストがあがり次第、出先でも更新出来るのだから。
小説ブログの更新の他に、W-zero3[es]でやっていることといえば、細かいブログの文章やその場で必要なメモ書きなど、になる。
一例をあげると、このブログの「今日の1枚」などは、今では、ほとんどこのW-zero3[es]で撮影した画像をメールで更新している。
W-zero3[es]をメインではなく補助的に使用しているのは、ひとえに「バッテリーの持ち」が気になるから。
仕事の電話連絡にもこの回線を使用しているわけで、いざという時、「バッテリー落ちで連絡がつかなかった」という事態は、ちょっと困るのだった。なにしろ、だから、現在の所、Zaurusではテキストの入力、W-zero3[es]ではネットと電話、と、分担して使用している。
わたしのように「多いときは、一万字以上入力する」というユーザーもどちらかというと少数派だろうと推測するのだが、とにかく、Zaurus抜きで、現在、外に出ている作業をすべてこのW-zero3[es]でやろうとすると、まず確実にバッテリー切れになる。
逆に言うと、バッテリーの問題さえクリアすれば、わたしももはやZaurusを持ち歩かずにW-zero3[es]のみを持って外出する……という選択肢も、ありうる。……電子辞書の問題もあるが……まあ、あれは、なくてもなんとかごまかせるもんだし……。
って、「ウィルコムストア」
https://store.willcom-inc.com/ec/faces/cat359/lstlsct000926/
みたら、「外部バッテリー」というのもあるのか……。