斬魔大聖デモンベイン機神胎動(古橋秀之)

斬魔大聖デモンベイン―機神胎動 (角川スニーカー文庫)モトネタのゲームが気に入っていたからというのと、やはり企画物とはいえ、基本的には古橋秀之のオリジナル・ストーリーということで買ったんだが、最近古橋氏、企画物多すぎる気がするぞ。まあ、いいけど。
あー。
ちょっちあれだね、「悪い」とはいわないけど、設定のわりには盛り上がりに欠けたかなぁ、と。
というか、主人公格のキャラがアズラッド、エイダ、覇道鋼造、と三人に設定した分、感情移入的にはそれぞれに分散して散漫な感じになっちまったかな、と。
かえって脇役のニアーラの扱いなんかが良かったりして。とはいえ、これもあらかじめモトネタのゲームやっていないと、にやりとはこないでしょうけど。
しかし、「スチームパンク」っていうのも、もうすっかり「おなじみの世界観」的な耐久消費財となりはてているのだなあ。