グーグル誤審:陪審員、携帯でネット見て評決…米で相次ぐ

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090320k0000m030048000c.html

 また、AP通信によると南部アーカンソー州では12日、民事裁判の当事者だった建設資材会社社長が陪審の評決を不服として控訴した。社長側は、陪審員が「ツイッター」と呼ばれるインターネットサービスを介して外部と情報を交わし、裁判情報を流していたと主張している。
 このほか、東部ペンシルベニア州でも先週、刑事裁判で陪審員がネット上の交流サイト「フェースブック」を使い、裁判情報を外部とやりとりしていたことが明らかになっている。
 米国憲法陪審員に対し、法廷で明らかになった事実だけをもとに評決を下すよう求めている。このため、陪審員は裁判中、ホテルなどに「缶詰め」にされ、テレビを見たり新聞を読むことも禁止されることが多い。
 しかし、インターネットに簡単に接続できる携帯電話が登場したことで、陪審員が法廷以外から情報を入手するケースが出てきたようだ。地元メディアによると、トイレに行く時などにこっそり携帯電話でネットに接続しているという。

ネット上に流通している情報の裏を取るのは、実際問題としてかなり難しいから、「裁判所が用意した情報だけで判断しろ」という方針は正しいとは思う。
同時に、裁判所とか検察とかが用意する情報が、どこまで公正なものか……ってのも、ネット上の情報とどっこいどっこいの「信頼性」でしかないとも思うけど。
ま、根本的に、「人が人を裁く」という行為自体が、根本的なところで矛盾を含んでいるんだけどな。