途上国では「携帯電話が銀行」:世界人口の6割が携帯を使う時代

http://wiredvision.jp/news/200903/2009030621.html

今回の報告の中で、こうした増加の大部分は、生存や実用性のために携帯電話を利用する発展途上国の人々が直接の原因だと指摘されている。[2002年には、携帯電話契約の半分が途上国のものだったが、現在は3分の2を占めるという]
銀行口座を持たない人々にとっては、携帯電話の主要な用途の1つは、電話による送金サービスの利用だ。たとえば、ナイジェリアとケニアの企業は最近、今後1年間にこうしたサービスを拡大すると発表した。
[途上国では銀行インフラが整っておらず、銀行口座を持たない人も多い。そこで、銀行口座を持たない携帯電話ユーザーを対象とした送金サービスが世界各国で始まっている。情報通信総合研究所の記事によると、たとえばボーダフォンケニアの移動通信事業者、サファリコムと共同で、ケニアにおいて携帯電話を利用した支払いサービス「M-PESA」を 2007年から開始している。携帯電話加入者がサファリコムの代理店で自分のアカウントに料金を充填。同じサービスに加入するサファリコム・ユーザーへ送金したり、この口座を銀行口座のように利用して商品を購入することが可能になる。マレーシアなどでは海外送金にも使われている]

所変われば、ってやつだな。
インフラ整備が進んでいない場所では、同じツールでも使い方や意味合いも違ってくる訳か……。