人類は衰退しました 4

人類は衰退しました 4 (ガガガ文庫)

人類は衰退しました 4 (ガガガ文庫)

もう4冊目か。はやいなあ。
妖精さんの、ひみつのこうじょう」と「妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ」の二編収録。
とはいっても、「ひみつこうじょう」の方はあんまり妖精さんの出番はなく、かわりにチキンが活躍というか暗躍します。知能ある食用肉が。
後半の「ひょうりゅうせいかつ」は、妖精さん大活躍なんだけどな。妖精さん、バイオ方面にも強かったのか。なんか、すごくオールマイティだなぁ、妖精さん
この妖精さん、容姿と言動がああだからかなりユーモラスでかわいく思えるけど、存在自体は結構不気味だよなぁ……。
行動原理不明の多目的万能オートマトン、時折勝手に増殖したりします、なんて代物、やっぱり不気味だ。
そういう得体の知れない代物をお菓子で買収して、なんだかんだと使いこなしてしまう主人公は(あー。髪がショートになると一気に印象が幼くなるな。この人。設定では成人しているはずなのに)、なにげに肝が据わっているんじゃないかと思ったり思わなかったり。
まあ、あのおじいさんの孫だしな。