「除草用ヤギ」貸出しビジネスが米国で増加:動画

http://wiredvision.jp/news/200811/2008112821.html

ヤギは、4つの胃があることで有名だ。
[鯨偶蹄目、ウシ亜目(反芻亜目)に属するウシ、ヤギ、ヒツジなどは、4つに分化した胃を持つ]
この4つの胃のおかげでヤギは、人間がレタスをかじるのと同じくらい簡単に、樹皮や雑誌を食べることができる。中でも重要なのは、第1胃(rumen)だ。
第1胃は「大きな発酵用タンクの働き」をして、いったん胃に入った食物のうち固いものを選択的に吐き戻し、消化できるようになるまで繰り返し噛むことができる。この過程を経て、繊維素を多く含む粗い食物を食べることができる。英語ではこの「rumen」から、「ruminate」(反芻する)という動詞が派生した。
米国各地の都市や工業地帯では現在、この驚異的な生物マシンを利用して、化学物質や芝刈り機を使わずに不要な植物を取り除いている。広い土地の所有者向けに、地所に生えた植物を減らせるようにヤギを貸し出すサービスが多数存在するのだ。

でも、草食動物のげっぷは二酸化炭素なんだよな。環境にいいかどうかは微妙。むしろ、「便利だから」という側面が強いのだろう。