#2 「溝と流れと」

OPとEDのセンスは好きだなあ。ああいう絵も動かせるわけだから、原作ファンには何かと評判が悪い（らしい）このキャラクターデザインは、意図的に狙ったものなのでしょう。生っぽさ、というか、リアリティ重視の方針は、プレスコなどという手間のかかる手法をわざわざ採用していることからも、推察できる。考えてみると、声優さんの演技の良さを、最大限に引き出す手法なんだけどな、プレスコ。
で、今回。
作画がねー。しっかり芝居しているのが、いい。紫ちゃん（ヒロイン、なのか？）が着替えるシーンとか、諸々の子どもっぽいしぐさが、いちいち丁寧に動かしてあって、「ああ。しっかりとした演出プランがあるんだな」と実感できる。銭湯でのおばさんがらみのやりとりも、好き。
最後の方で、ちょこっと主人公の「異常さ」をチラ見せするシーンもあったりするんだけど、そうした大枠のアリガチな設定に負けないくらいに、細部で見せてくれているので、今の時点ではこの作品、個人的には、けっこう買ってます。

Love Jump

紅 〜ギロチン〜 (紅シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)