NASA、アーサー・C・クラーク氏死去で追悼文を発表
http://www.technobahn.com/news/2008/200803211809.html
【Technobahn 2008/3/21 18:09】NASAのグリフィン長官は19日、世界的なSF作家のアーサー・C・クラーク(Arthur C. Clarke)氏が18日に死去したことを悔やんで追悼声明を発表した。
追悼声明の中でグリフィン長官は、静止軌道衛星はクラーク氏のアイディアが元になったということに触れた上で「クラーク氏の業績は、クラーク軌道(静止軌道の別名)という呼び名で永久に残るだろう」と言及。また、「クラーク氏の業績はこうした科学技術研究分野だけでなく、近い将来に月や火星やその他の惑星に人類が足を下ろして活躍できるという卓越した想像力を我々、人類に与えてくれた」ことにあるとも述べ、クラーク氏の業績を称えた。
NASAが米国の宇宙開発計画とは直接的にはつながりのない個人の死去にあたって、追悼声明を出すのは極めて異例。
画像は昨年9月、NASAの土星探査衛星「カッシーニ」が土星の衛星「イアペトゥス」を使ったフライバイを行った際のクラーク氏によるビデオメッセージ。クラーク氏の代表作「2001年宇宙の旅」の舞台となった土星(映画では木星に変更されている)でのフライバイということでNASAが特別にクラーク氏のビデオメッセージを撮影した。
NASAで活躍しているような人たちなら、これはむしろ当然な流れなんだろうな。そっちの方面への影響力、といった観点から言ったら、クラーク先生の影響力、絶大な筈だし。
というか、クラーク先生と同年代で考証がしっかりした、まともな宇宙物、書いた人、ほとんどいない。せいぜい、数えるほどしか。
フィクションも、現実に影響を与えることがあるのだよ。
- 出版社/メーカー: Madacy Records
- 発売日: 2003/08/19
- メディア: DVD
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (1件) を見る