「世の中」をシステマティックに加速しよう。

http://d.hatena.ne.jp/essa/20071128/1196234324

リアル社会の強者がネット社会でも強者であり続けようとしたら、誘導の無い純粋な価値によってユーザの評価を得るか、グーグルにお金を払い続けるしかない。ユーザの自発的な評価を得られないリアル社会の強者は、そうやって、グーグルにお金を吸い取られて消滅していくことになる。

このプロセスを進めていくことがグーグルにとっての「善」なのではないだろうか。

つまり、AdWordsの焦点は、お金を受け取るグーグルではなく、それを払う側にあるのだ。高い言葉を買う企業は、リアルの勝ち組でネットの負け組である。「そんな会社は消えてしまえ」とグーグル、いや、Gマシーンは言っているのだ。

AdWordsは、Gマシーンの意図を汲んだグーグルが、そういう会社の没落を早める為に用意した仕組みである。

おそらく、そういう方向性というのは、今後、どんどん強まっていくのだろうな。
経済や権力のあり方までが、徐々に従来のモノとは違った形を獲得していこうとしている。短期的には見えにくいけど、そいういう世界にわれわれは生きているのだと思う。