英政府諜報機関、ゲーム内広告でスパイを募集

http://japanese.engadget.com/2007/10/19/gchq-double-agent/

TimesやAFPの報道によると、英国政府の諜報機関GCHQは潜入アクションゲーム「スプリンターセル」シリーズのゲーム内で広告キャンペーンを展開、職員を募集するとのこと。使用されるのはPC版およびXbox 360版。オンライン接続の際に求人広告が読み込まれてゲーム内で表示されることになります。

GCHQ(Government Communications Headquarters、政府通信本部)は通信傍受や暗号解読といった情報収集を担当する諜報機関で、米国でいえばNSAにあたる部局。広報担当者によれば、ゲームを求人広告媒体に選んだのは「コンピューターに明るく、テクノロジーに精通しており、頭の回転が速い」人材を求めているため。

スパイといっても敵組織に潜入するような前線型と後方で通信傍受に携わる職員はかなり違うような気もしますが、なんとなく諜報活動に憧れるような人材は集められそうです。唯一不安なところといえば、ゲーム内広告に対応したタイトルが「スプリンターセル:二重スパイ」なことでしょうか。

居間の諜報機関は、むしろデスクワークの比重のが大きいだろう。
関心とかモチベーションがあって、守秘義務が守れる人材をつるためには、こういうのもアリ……なのか? こういう広告みて集まってくる人材の「質」の方が、かなり心配なんだけど……。

スプリンターセル 二重スパイ - Xbox360

スプリンターセル 二重スパイ - Xbox360