そもそも書評はアフィリエイトには向かない。

根拠1.単価が安い。
 amazonを例に取ると、商品を「本」に限定した場合、「スタンダードプラン」で売上金額の3%。「スタンダードプラン」で3%〜7%。ただし、「7%」の報酬を得るのには、7001冊以上の売り上げを確保しなければならない。
 また、報酬の元になる本の単価も、文庫やコミックで数百円単位、単行本でせいぜい数千円単位。
 アフィリエイトの商材として考えたら、決して「おいしい」ものではない。
根拠2.報酬を得るために使う労力に対して報酬がめちゃくちゃ安い。
 「404 Blog Not Found」という有名ブログさんの「書評は営業力より企画力」というエントリを読んだことが、このエントリを起こした直接のきっかけなのだが、そこの中で、

期間:最低半年、100冊は続けよ
まず、書評している期間。書評blogとして認知されるには、1ヶ月ではとても足りない。blogは典型的な「そろそろ本気で継続力をモノにする!」によれば典型的な「ためる系」で、そしてためる期間は「クチコミの技術」などによれば「最低3ヶ月」とあるが、書評blogに関してはこれはさらに厳しくて、「毎日書いて最低6ヶ月」というのが実感。少なくとも100冊は書評しておかないと、書評blogとして認知されるのは難しいと思う。

という記述がある。
でも、この程度ではようやく「書評のブログだ」と認識される程度が精一杯で、現実にまとまった売り上げには繋がらないだろうなぁ……。現実的に考えて。
もともと、ものすごーくアクセス数が多いブログだった、とか、ブログを書いている人が数万人単位の人間に影響力を与えるカリスマ性を持っていたとかなら、話しは別なのでしょうが。
現状でも書評をしているブログってものすごーく多くて、時間が経過するにつれてエントリ数も増えていく勘定でさ……その中で独自の特色を出せないと、多少の数を揃えても、売り上げには繋がらないと思う。
結論。
 金儲けの手段だけが目的なら、アフィリエイトのように結果が不確実で効率が悪い労働よりも、もっと地道で割のいい方法があるっす。普通にバイトすれば、確実に時間あたりいくらの収入が貰えるんだから。
 アフィリエイトは「もののついでにはり付けておいて、たまたま収入があればめっけもん」程度のスタンスで取り汲んだ方が無難だと思う。