レ・コスミニスケ(イタロ・カルヴィーノ)
なつかしがりながら、寝る前にぽちぽち読んでます。
これたしか、初めて読んだのは相当昔だったよなあ。あのころはわたしも若かった、というくらい、昔です。
これたしか、初めて読んだのは相当昔だったよなあ。あのころはわたしも若かった、というくらい、昔です。
たしか、その頃もハヤカワの文庫本で読んだんだけど、当時の版の分類では「SF」になっていた。
早川書房とか創元推理とか、翻訳著作権をいっぱい抱えている会社にはよくあることだけど、何年(場合によっては何十年)も絶板にしていた本をひょっこりと装幀とか変えて出し直すことがある。
この間も本屋にいったら、スタージョンの「人間以上」、表紙を緒方剛志さんの今風なイラストに変えて出し直していた。扶桑社あたりで出した本の好評にあやかった部分もあるのだろうけど、ハヤカワは毎年夏とか映画化とかの折りに、なつかしの絶板本をしぶとく出してくれるのである。
話しをカルヴィーノに戻すけど、カルヴィーノって世間的はどれほどメジャーなのかよくわからんけど、知り合いの本好きははやりほとんど読んでいて、しかも既読の人にはたいてい評判がいい。生前からだいたいの著作が一通り翻訳されていたし、中には別の訳者とか版元とかで複数の版が出されているのもあり、まあ「古典」とまでいくほどではないにせよ、「定番」とか「ロングセラー」の域にはいっていると思う。
で、困るのは、わたしが読んだカルヴィーノというは半分くらい図書館経由で、自分で買った事がない本については、書店の店頭で新装板の文庫本とかみかけるとついつい衝動買いしたくなることですな。
最近ですと↓とかさ。
]レ・コスミニスケについては、初めて読んだカルヴィーノがこれだったということもあって、ン年越しの再購読ということになったんだけどね。あー。あの時買った本も、捜せば多分でてくると思うんだけどなー。