十八の夏(光原百合)

一日の通勤時間内で読了。
一応、ミステリ物の短編集だけど、謎解き要素は薄め。
小説としての出来では最初に掲載されている表題作が、謎解きとしては一番最後に掲載されている作品が、いい。
こういう、いわゆる「癒し系」が流行るのはわかるけど、イマイチ食い足りない読後感もあり。
文庫版の解説で、大林宣彦氏が絶賛に近いことを書いているあたり、なるほど、と納得するところアリ。