裏山の小道を抜けると、地面には一面紅葉が敷きつめられており、その上にとぼとぼと幼子の手首が落ちている。
しんと静まりかえった眠れない夜、何年かぶりで深夜の匂いをかいだ。こどものころ、寝床のなかでよくかいだ匂いだ。 そういえば独り寝なんて、何年ぶりだろう。
リアル・ダンボー。
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