フライパンでコーヒー豆を焙煎してみたよ。

 はてなハイク珈琲部で、初自家焙煎についての記事を読んだのが、直接のきっかけ。
  ああ。コーヒー豆の焙煎って、家庭でもできるんだ。
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  ちょっと器具、調べてみるかな。
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  ……メーカーが、限られているな。
  製品自体はさほど高くないけど、送料とか振り込み手数料もプラスすると、ごにょごにょ……。
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  考えてみれば、焙煎って……水分飛ばして焦がせばいいんだよな……。
  機能を考えれば、フライパンでも出来るんじゃね?
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  ものは試し、やってみよう。

  • 生豆を買ってきました。

 わたしが通常買ってくる、自家焙煎のコーヒー豆屋さんで、さっそく生豆を買ってきました。
 お店でのロースト自体は、もともとサービスなので、値段は変わりません。
 ただ、「生豆」のまま買う人は少ないのか、「生豆でいいんですよね?」的に何度が聞きかえされましたが。 

 ↑これが生豆の状態。色やなんかは、豆の種類によって結構変わってきます。

  • 実際に、焙煎をしてみましょう。


 ↑何の変哲もないフライパンに適量を空けて、焙煎をはじめます。

 ↑少し色がついてきた状態。このあたりから、乾燥した表皮(?)やカスなどが周囲に漂いはじめます。


 ↑さらにしばらく火にかけると、もうもうと白い煙が出ます。
  煙は、コーヒーのいい匂いと、ごく普通の焦げ臭ささが入り混じった匂いがします。

 ↑色で判断して、火を止めます。
  はじめてで火加減に自信がなかったので、さらに余熱でから煎り。

 ↑ザルに空けて、熱をさまします。
  そんなに時間は必要としませんけど、黒いススのようなものがボロボロ落ちてくるので、ザルに空ける工程は必須です。

  • 実際に淹れて、飲みます。

 通常通り、ミルで挽いて淹れてみました。
 焙煎したばかりの豆は、水分が飛んでいるせいか、いつものより軽く感じました。
 豆の色が予定したよりも黒くなったので、「ひょっとして苦くなったかな?」とか思っていましたが、味的には、全然、普通のコーヒーでした。いや、普通に淹れたのよりも、うまいくらい。
 実際にやってみると、まったく難しいことはありません。
 目分量で火加減を調整しても(つまり、「見慣れたコーヒー豆の色つやを目指して火にかけても」)、まったく問題はありませんでした。

  • 問題点、注意点。

 カスがでます。
 火にかけているときに出てくるカスは軽いので、周囲に飛び散ります。
 煙が出ます。
 それも、かなり大量に。この点で、アパートとかマンション暮らしの人には向かないかも……。
 ススが出ます。
 火が回った状態で、結構な量のススが発生します。ザルに空けるときは下に新聞紙をしくか、シンクの中とか、すぐに水で洗い流せる場所で。
 と、いうことで、「コーヒー豆の焙煎」に関しては、別に専用の器具を使わずとも、普通のフライパンで充分に可能でした。