北アイルランドの国境の町、ポンド急落で空前の好景気

http://sankei.jp.msn.com/world/europe/081204/erp0812041931005-n1.htm

 昨年夏、1ポンドは250円を突破したが、今回の金融危機で急落し、4日現在は134円。昨年1月に1ポンド=1・50ユーロだった対ユーロ相場も先月、一時1・16ユーロまで下落した。2002年に欧州単一通貨ユーロが流通開始して以来の最低水準。英中央銀行イングランド銀行景気対策のため追加利下げをにおわせているためだ。
 英国もアイルランド欧州連合(EU)の加盟国だが、英国は自国通貨ポンドを使用。金融危機による記録的なポンド安で買い物客の大移動が起きている。アイルランドの首都ダブリンから北アイルランドのニューリーに向かう道路は十数キロの渋滞。ニューリーはポンドもユーロも使える“二重通貨”の街で、量販店セルフリッジでは駐車場の車の8割近くがアイルランド・ナンバーだった。同店の売り上げは英国内のチェーン店の中でも一、二を争う。

同じ英国領内で、違う通貨が流通していると、こういうことも起こるか……。