円環少女 7

雑誌掲載の短編、「つながれる愛のしるし」、「薔薇は美しく散る」、「ハダカのこころで」の前後にintroやInterludeなどを挟んだ構成。
六巻までの成り行きがかなり厳しいものだっただけに、いきなりコメディたっちの、もっとぶっちゃけてしまえば変態だったりお馬鹿だったりする脱力エピソードが展開されると、まずは面くらい、ついで、呆れる。
もともとサドロリヒロインの言動が妙にアレなところにもってきて、天然白巫女とか匂いフェチ軍服とか露出教とかをもっともらしい魔法がらみの説明で出してくるあたり、そことはなく著者の性癖が伺いみられるような気がしたりしなかったり。
しかし、この世界の変態魔法使いは若い女性しかいないのですかそうですか。
しかし……主人公を除けば、寒川さんが一番苦労しているような気がする。