サージャント・グリズリー

サージャント・グリズリー (ファミ通文庫)

サージャント・グリズリー (ファミ通文庫)

ひさびさの、ダメダメ。
ほとんど、思いつきだけでストーリーが展開しているような気がする。これを書いた人には、演出とか伏線とかいう概念がないのではないだろうか?
とにかく、文章がいかにも間延びしているし、わんさか出てくるキャラクターもことごとく薄っぺらい。
第九回の「エンターブレインえんため大賞小説部門特別賞」作らしいけど、選考した人たちは、何を考えてこの作品を出版したのだろうか? 本気で不思議に思う。
発想や作家の将来性を買った、と仮定しても、編集部が必要な改稿をさせたようには見えないクオリティだった。