ママの特技はテロ撲滅:ネットでテロリストに接近、逮捕に貢献

http://wiredvision.jp/news/200710/2007102922.html

Rossmiller氏の成功は、アルカイダの有名な分散型組織における根本的な欠陥をつくことでもたらされた。

厳格な階層体制が欠如しているため、巧妙に振舞えば、テロリストの仲間になるのは非常に簡単だ。そこで、Rossmiller氏は、「アルカイダ兵士になりたくて、同じ考えを持つ人を探している人物」を装う。

複数の人物を設定し、その中でも年長で評価の高い人物を使って、新しい仲間を個人的なフォーラムに招待する。

独自の方法でテロ対策に関わる人はほかにもいるが、翻訳や討論、潜伏や報告によるものが多い。Rossmiller氏は、まるで複雑なビデオゲームをしているかのように、ネット上で活動する。
(中略)
(たとえば)2002年5月に、Rossmiller氏はパキスタンの男性からの投稿を読んだ。スティンガー・ミサイル[歩兵携行式地対空ミサイル]を入手できるとして、売りたがっていた。

Rossmiller氏は、「商品」の購入に関心のある人物を装って、その人物――ファイルでは現在「ロケット・マン」という名前になっている――に返事を書いた。

数回のやり取りの後、Rossmiller氏はこの男に突然脅しをかけ、話したことが本当であることを証明しなければ、連絡を打ち切ると伝えた。「すると驚いたことに、数日後、数個の梱包箱の上に座る彼の写真を含む小さなZIPファイルが届いた」。

スティンガー・ミサイルの在庫番号がはっきりと読み取れた。このときRossmiller氏は、自分の趣味が、連邦捜査局(FBI)に処理してもらう必要のあるものになったことを悟った。

ママ、TUEEEE!
いや、世界各地のテロリストがネットで連絡しあっている、という情報は、結構前から取りざたされていたんだけどさ……。
まさか、素人の主婦がそういったSNSとかに「趣味で」潜入して、それなりの成果を上げてしまえるとは思わなかった……。
現実、あなどれねぇ……。

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