幻冬舎新書盗作騒動その後

漫棚通信の中の人は今どういう気持ちで居るんだろう
http://anond.hatelabo.jp/20070831004302
というエントリで、
http://www.shakaihakun.com/data/vol067/main01.html
のページの唐沢、村崎両氏のやりとりをかなり長めに引用した後、

読んで吐きそうなくらい気分悪くなった。読んだ人の気分を悪くさせるのが鬼畜ってやつなんだろうけど、この文章は一見さんが読むことも視野に入れてるその計算高さが何より気持ち悪い。文章だけ読むとホント漫棚の人が悪人になっててすごい。何も知らない人がこれを読んだら、漫棚の人は頭のおかしい人で、唐沢氏にイチャモンつけていったところを唐沢&自称鬼畜にネタにされてこてんぱんにされたという認識しか残さない。しかもそう思わせる文章を書くことを漫棚の人は(自分ではそんなこと一切思ってないんだろうが)認めちゃってるし。

と述べている。
盗まれた側の「漫棚の中の人」が法的な制裁措置を取らなかった時点でこうなるのはだいたい予測できたと思うけど……。
唐沢氏、この件に関しては、「騒がれているみたいだから、とりあえず、仕事に支障をきたさない程度の譲歩はしておこう」程度のことしか考えていないと思う。経過を一通り見てきた感触からいっても、いちいち周囲の反応を伺って、どこまで譲歩をすれば事態が沈静化するのか、推し量りながら方針を決めている気配がずっとしていたから。
そういう人に誠意とか反省とか求めるだけ無駄だと思うし、唐沢氏がもっと大物だっでネームバリューがあったら、逆にマスコミもこの件に食らいついてきたと思うけど……氏の現在の知名度だと、また、この程度の小さな盗用だと、週刊誌やワイドショーは飛びつかないだろうなあ……というのも、これまた容易に予測できる。
そのせいか、氏に仕事を依頼する人たちも、この件をまるで知らないか、それとも、知っていてもたいした問題ではないと認識しているのか、仕事の受注にもあまり影響はないみたいですねぇ……。
あくまで、「現時点では」ということですが。
こうしてみると、唐沢氏、この件でほとんどダメージを受けていないように見えますけど、でも、よくよく考えてみると、今の時点でほぼ無名のブログから盗用しなければ書き下ろしが出来ていないわけですから、今後のことを長期的に考えると、ちょっとやばいんじゃないでしょうか?
だって、知識量が売りになっているライターなのに、もうそろそろ引き出しの中身が乏しくなっちゃった、ってことを、この一件で証明しちゃったようなもんでしょ?
だから、別段、悔しがる必要はないと思うけど……。