神様のメモ帳2

神様のメモ帳〈2〉 (電撃文庫)

神様のメモ帳〈2〉 (電撃文庫)

ライトノベルの皮をかぶったクライムノベル、その二冊目。基本的に、世間一般のラノベ読みとは違って、わたしはイラストにはほとんど興味をひかれないのだが(だって、ラノベのイラストって、大半がデッサン崩れてて、「絵」としてみると直視できないものが大半なんだもん。無論、例外はあるわけだが)、この本については、一言言いたい。
「なんでアリスの和服姿をイラストに指定しないのか、編集者」
それはともかく、この著者の人は、絶対ラノベよりも一般文芸書畑に行った方がいい気がする……。
この本で出てくるやっさんとか出稼ぎ外国籍おねーさんの事情とかの題材も、「重すぎて」ラノベ向きとは言い難いしな。これ、ラノベというよりも、海外のミステリ・シリーズに近い感触があるんだよな、読んでると。
内容的にはGood Jobだ。
途中経過も、最後の救いも、ちゃんとエンタメしている。