ネット依存:増える小中生 居場所は「秘密基地」

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070527k0000m040127000c.html

◇アクセス殺到、学校裏サイト

 「絢です。小6です H大好きです! 誰か犯してくれませんか☆」

 インターネットで見つけたサイトの一つに、小学生が書いたとは思えない言葉がいくつも目に飛び込んできた。

 「学校裏サイト」と呼ばれる掲示板の書き込みの一部。学校の公式ページとは異なり、子供たちが、自分たちだけのために立ち上げたものだ。

 部活動の連絡や定期試験の情報交換などに活用される場合もある。しかし、仮名で書き込めるため、わいせつ画像が横行することも珍しくない。自分の裸の写真を公開する女子中学生すらいる。また「言い争い」がいったん始まると、陰湿な書き込みの応酬が続く。

 子供たちのネット事情に詳しい群馬大社会情報学部大学院の下田博次教授によると、学校裏サイトは現在、少なくとも1万5000件ある。「大人が発信する有害情報の被害者になる子供たちが有害情報の発信者にもなっている」と下田教授。

 今年4月には、女子中学生への実名の中傷を放置した名誉棄損ほう助の疑いで、学校裏サイトを管理していた大阪市内の会社役員(26)が大阪府警書類送検された。書き込んだのは、小学校時代の塾仲間の少女(13)。名誉棄損の非行事実で少女は児童相談所に通告された。

 裏サイトに使われるのは、無料のレンタル掲示板。画面に出会い系サイトや子供用の下着販売の広告が載るのも珍しくはない。

 掲示板を運営する業者は別のサイトで掲示板の書き込み数の多い順にランキングして紹介。子供たちは、他校の裏サイトに負けまいと競って書き込みをするため、アクセス数が増え、業者に入る広告料も自然と上がる。

 「子供たちが悪質な業者に操られている。ネットを見る子供を持つすべての親は『まさか、うちの子に限って……』という甘い考えを捨てるべきだ」。下田教授はそう警告する。

いや、これは、ネットリテラシーがどうこういう以前の問題だろ。
もっと根本的な、セキュリティ感覚っつうか……。
全ての女子高生がブルセラで下着売ったり円光したりするわけではないでしょ?
するやつはするし、しないやつは、しない。
子供が、そういう判断が出来るか出来ないか……という差は、ネットや業者の有無とは関係ないから。