「編集工学」とweb 2.0

http://rblog-media.japan.cnet.com/mediaarts/2007/05/web_20_1216.html

といいつつ、web 2.0にあって、編集工学に無い物がひとつだけあります。それは、「共有」です。松岡正剛という人は、雑誌編集で鳴らした人で、それこそコラボレーションという概念をいちはやく実践してきた人でもあるわけですが、編集工学の中に共有の概念がありません。

うわ。
いわれてみりゃ……そうだ。この指摘は、わたしの知る限り、正確だ。
松岡正剛という人」は「情報処理する技術」を、膨大な過去の方法論の中から摘出し、メソッドとして固定する方法を摘出することに夢中になってきた人で、「集合知」という概念には、あまり信用を置かなかったのではないか……と、愚考。
どんな方法論であれ、「知を編集する技術」を身につけた人以外の、手によるアウトプットが信頼できないんじゃないかなあ……あの方の場合。