「季節の変わり目は古傷がうずく」というのは、本当。

今週は、天気が悪かった。そのお陰で、作業効率ががっくりと落ちる。気づいてみれば週明けからこっち、最低限のテキストしか起こしていないのであった。
一、二年ほど前から、左の肩から膝にかけての部分に、鈍い痛みのようなものを恒常的に感じるようになっている。神経痛だか筋肉の方だか、血流を阻害するなんらかの疾患があるのか、詳しいことは調べていないのでわからない。自分で触った限りでは、しこりのようなものは感知できないから、腫瘍とかの類ではないと思う。また、普段は「痛み」というより、「違和感」ていどの鈍い感覚があるだけで、深刻な被害もないから、医者にもいきそびれている。思い返してみれば、学生時代、左肩が上にあがらなくなったことがあって、ひょっとしたらその後遺症の様なものかも知れない。そのくらいしか、原因らしい原因は考えられない。
普段はさほど気にならない程度のこの疾患が、いきなり天気が崩れたり気温が下がったりすると、急に自己主張をはじめる。とはいえ、「違和感」がせいぜい「鈍痛」になった程度で、日常生活にはまるで支障がでない程度なのだが……集中力とかは、平常に比べて格段に低下する。もっと具体的にいうと、文章を書くときに思考がなかなかまとまらず、同じ分量の文章を書く時でも、五割り増しとか二倍くらいの時間が必要となる。
逆にいうと、こういうことがあると、普段、何気なく文章を書いている時、いかに自分が神経と思考を集中させているのか、自覚できる。
ま……不調な時のためにも、調子がいい時に、できるだけストックをこしらえておくように心がけよう。これから。