2007-02-14 くもの巣の小道 読了 くもの巣の小道posted with 簡単リンクくん at 2007. 2.14イタロ・カルヴィーノ著 / 米川 良夫訳筑摩書房 (2006.12)通常24時間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見るこれが、カルヴィーノのデビュー作か。 主題のせいか、それとも経験のせいか、後年の作品ほどの「軽さ」はない。実際、何度か「読みづらいな」と思ったし。 カルヴィーノ作品は、大半、とっても「読者にやさしい」作りで、それは主題をかみ砕いて読者にとって咀嚼しやすい形に整えた後の「やさしさ」であり「軽さ」なわけで……この作品には、わりとカルヴィーノの生身の部分とか本音が露出していると思う。