低度情報化社会

低度情報化社会
コモエスタ坂本
光文社 (2006.10)
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一言でいうと、「ネットやケータイなどの情報ツールの発達は、ジャンク情報の氾濫と思考停止症候群を著しく増大させる」という内容を、手を変え品を換え、膨大な事例を紹介して証言した一冊。
それなりに傾聴に値する内容だと思う。
っつうか、「ネット上にジャンク情報が氾濫している」なんて今更だし、「テレビしか見ない人」が知性としてダメダメなのと同じで、「ネットしかやらない人」もダメダメだよなあ。
そういう意味では、「当然のことしかいっていない」ともいえるけど、その「当然のこと」がまるで見えていない人も多いから、それなりに意義はあるのか。
ネットなんて所詮ツールなんだから、道具としてクールに使いこなすべきで、その道具に使われているようじゃあ、マジで駄目だよ。