Apple、iPod+スマートフォンの「iPhone」を発表

http://journal.mycom.co.jp/news/2007/01/10/320.html

Apple Computerは9日(現地時間)、OS Xが動作し音楽再生などが楽しめる携帯電話「iPhone」を発表した。米国での価格は4GBのHDDを内蔵したモデルが499ドル、同8GBが599ドルで、6月より発売する予定。
ワイド3.5インチ(320×480ドット)のタッチパネル液晶を採用し、ボタンは用意されない。画面上に表示されるキーへのタッチや、画面上で指をすべらせることで操作を行う。各種センサーの働きにより、本体を保持する向きに応じて縦長/横長に表示が切り替わり、通話のために耳に近付けると画面表示とタッチパネルがオフになるほか、周囲の明るさに応じて自動的に画面の輝度を調節し電力消費を抑えるという。
携帯電話の方式はGSM(850 / 900/ 1800 / 1900)およびEDGEで、日本国内では使用できない。そのほか、IEEE802.11b/gおよびBluetooth 2.0の通信機能を備えている。
Mac OS XベースのOSを搭載、iPod相当の機能を持つ音楽プレイヤーとしても利用できる。WebブラウザSafariPOP3/IMAPやHTMLメールにも対応したメーラーなどが含まれ、Mac同様にさまざまなインターネットコンテンツが利用できる。標準アプリケーションとしてGoogle Mapsも用意される。そのほか、200万画素デジタルカメラを装備する。
外形寸法は115×61×11.6mm、重量は135g。バッテリ駆動時間は通話・ビデオ再生・ブラウジング時最大5時間、音楽再生時は最大16時間。
なお、同日行われた「Macworld Conference & Expo」の基調講演中で同社CEOのSteve Jobs氏は、アジア地域における展開時期について「2008年」との見通しを述べた。ただし、具体的な国名は示されておらず、将来的に日本で利用できるiPhoneが登場するかは不明。

ついに発表したか……という感じですな。
仮に、将来、これのローカライズ版が日本で販売されることがなくても(いや。現実には、マーケットの大きさを考えれば、日本市場が無視される、ということは、まず考えられないんだけど)、「アップルがこういう機体を用意した」という事実は、今後、かなりのインパクトを与えるでしょう。
ほかにカテゴライズのしようがないから「スマートフォン」と区分されているけど、コンセプトとしては「小さな、ネットに接続可能なコンピュータを持ち歩こう」と提案しているわけで、しかも、OSがウィンドウズベースではない、ということのインパクトは、かなり大きいと思う。
わたしの経験でいっても、Windows Mobileって時折、レスポンスがひどく遅れるからなぁ……。
「他のOSでも、実用的な機能を装備していれば商品として流通する」ということを示してくれるとありがたいね、個人的には。
中身はなんであれ、ストレスなく使える機体が出やすい環境にってくれれば、別に文句はないんだけどね。