竜の館の秘密

ミステリとして順当な作り。でも、この犯人、途中で動機とかで推測つくけどね。伏線丁寧だし。いや、でもこれは、「誰がやった」よりも、「どうやった」の方に重点が置かれたミステリだから、犯人の見当がついても別に支障はないのであった。巻末に収録されていた未発表短編の「善人だらけ街」もなかなか。
これが富士見ミステリで中断したのは、LOVE成分が足りなかったからだと思う。レーベルのカラー的に。わんことにゃんこばっかりじゃれあっていてもな。

竜の館の秘密
竜の館の秘密
posted with 簡単リンクくん at 2006.12.28
谷原 秋桜子著
東京創元社 (2006.12)
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