トップをねらえ2!

TSUTAYAが半額なので借りてきたのを全巻一気見。
「思ったよりも丁寧に作っているな」というのと、「でもやっぱ、最初の勢いの良さにはかなわないな」という相反した感想を抱く。
最後まで見ると、かなり真面目に「続編」であることを意識しているのだな……ということは理解できるんだが、いかんせん、よけいなディテールがゴチャゴチャしすぎてお話し自体のテンションを押し下げているような気がする。
キャラクターもバスターマシンも、むやみに数、多すぎ。その割に、ろくに活躍しないうちに消えていっちゃうし……。
以下、ネタバレになるが、ノノがロボットであることはかなり初期の段階で明示されているのだから、終盤で「バスターマシン」だ、と明かされても、サプライズにならない。
ノノとラルクのすれ違いも、ノノが終始、「人間と人間の世界を護るために」行動を選択しているに対し、ラルクの方は「ともに戦う為の仲間」としか認識していない。そのズレが本来ならドラマになるはずが、見ている方は、「そんなことにも気い付かない」ラルクの鈍さにいらいらする。
ノノが何故、「伝説のノノ・リリ」の面影を求めているのかもうというと、その人が自分の意志で絶対的な孤独を選択した人であり、自分が製造されたのは、そうした人柱を出さないためであることを、深層で理解しているからなんだけど……。
だから、ノノは、どんなにせがまれても、特攻最近とか自己犠牲を前提とした作戦には、邪魔をする。
かなりよく練られた作品ではあるんだけど……やはり、第一作には全然およんでいないのであった。
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