邪魅の雫

ようやく読了。
やっぱ、最近、「読むペース」が落ちてきているわ、おれ……。
年くって体力が減じた分、集中力が無くなってきているというか……。
いや、仕事も執筆も毎日欠かさずらっているなかで、これだけ読んでいれば十分、という説もあるんだが。


雫 「世界」………………「世間」 「もう遅い」「僕は君が嫌いだ」
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途中までは、いつもにもまして「何が起こっているのか」よくわからなくて、かなり読むスピード遅かったけど、前半三分の一を越えたあたりで、乗ってきた。てか、これ、登場人物多すぎで、前に出てきた人とか今回はじめての人とかがチャンポンになっているし、章ごとに舞台も場面も異にする構成上、わかりにくくなるのも仕方がないんだが……黒衣の拝み屋が現れたときは、「よっ! 待ってました!」声をかけたくなるくらい、事態が錯綜している。で、現れた途端、するすると真相騙りはじめる。
今回は、脇役連中が頑張ったねー。青木さんとか益田さんあたりが。
関口さんは、珍しく逮捕も犯人扱いもされていないし。木場さんと探偵は、出番が減った形だが、後者は直接顔を出さない分、かなり重要な役割を果たす。これ、ある意味で、「探偵自身の事件」でもあるわけで……。木場さんはなぁ……こういう面倒な件だと、そりゃ、出番少なくなるわ。
いやぁ、お腹いっぱいです。ありがとうございました。