戦う司書と神の石剣

このシリーズ、一冊一冊趣向を変えているけど、結構コンゲーム要素が強いんじゃないだろうか?
と、今さら気づく。
いわゆる、「設定から先に作り込みましたよ」的な頭でっかちな系ハイファンタジーと一線を画するのは、凝った設定「自体」をみせつけることよりも、設定の「見せ方」のほうを重視しているからで、「読者に対していかにサプライズを与えるか」というのをかなり重視している。
この人、このシリーズ以外書かせても、まだまだいけそうだよな……。まだまだ余力を残している、というか。
ヒロヒコ先生も味方になるわけだわ。

戦う司書と神の石剣
山形 石雄〔著〕
集英社 (2006.7)
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