運命
モトネタとの違いは、
・現代の読者にあわせて漢文ノリを平易な文章に改めたこと
・「三人の宦官」とか一部モトネタには登場しない人物を配置
・露伴版が「史料(文献)引用」に対して、田中版が「史観俯瞰」的なスタンスで語っていること
などが上げられるかと。
最初の本が「少年向け」のレーベルででただけあって、短い中にも起伏に富んだ構成になっているので、普通の「史劇エンタメ」として読めるかと思います。
とりあえずわたしは、幸田露伴のモトネタのほう再読して、もうちょっと詳しい異同をチェックしてみたくなりました。
モトネタは、↓こっちの本に収録されています。
うーん、残念。
「青空文庫」には、今の時点では「運命」、入ってないなぁ。