人力飛行の日本記録、一気に40キロ近く更新・日大

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050806STXKG012006082005.html

 人力自力飛行機による直線飛行距離で日本記録を持つ日本大学理工学部の「航空研究会」(千葉県船橋市)が6日、静岡県蒲原町駿河湾で記録更新に挑戦。約50キロ飛行し、昨年3月に出した11.874キロを大きく超える新記録を達成した。
 今後、衛星利用測位システム(GPS)で計測するなどして、正確な距離を確定する。矢倉などを組んだ高い場所からではなく、海面とほぼ同じ高さの地面から飛び立った。
 新記録を達成した人力飛行機は航空研究会が独自に製作した。1人乗りで、主翼の長さ約32メートル。

昔は風洞実験程度しか事前にシミュレートできなかったけど、今は強力なマシン・パワーが比較的安価に使えるから、膨大な計算量が必要となる航空力学系のシミュレートも、コンピュータでやるのが容易になっているんだよねぇ(あくまで、「以前と比較すれば」の話し。流体相手のシミュレートは、「複雑」というよりは「パラメータが膨大」というような問題らしい)。
だから、大学の研究室程度の環境(軍用や企業の研究所よりは、設備的に恵まれていないはずである)でも、やりようによってはかなりの機体が作れる。