わが屍は野に捨てよ

わが屍は野に捨てよ
佐江 衆一
新潮社 (2005.2)
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「踊り念仏」の一遍上人の生涯を書いた伝記小説。
一遍上人については、「姿としぐさの中世史」という本の中の「絵巻物に良く書かれる存在」として紹介されていて、それでちょっと興味を持っていた。イメージ的に、「踊りまくる和尚さん」というのが、なんか楽しそうじゃないですか。
でも、やはり丹念に誠実にその生涯を追っていくと、はやり地味っつうか、信心にはまるで興味も関心もないコチラといたしましては「どうしてそこまで求道的であろうとするのか?」という根本的な部分がどうにも諒解できないこともあって、特に前半部はなかなか退屈であったわけだが、後半三分の一あたりで、ようやく「踊り」がで始めてから、面白くなってくる。
姿としぐさの中世史
黒田 日出男
平凡社 (2002.10)
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