萌え市場とITが日本のモノ作りを救う、森永氏の主張

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0506/22/news098.html
森永卓郎氏、っていうと、「年収三百万円時代」の方か。
でも、この講演、基本的に、「製品に付加価値をつけて、利益率を上げよう」って内容で、引き合いにだされているキーワードも「イタリア」とか「ラテン気質」というあたりに重点が置かれているのに、

 「秋葉原駅を降りたら、まずはラジ館(ラジオ会館の略称。ラジカンと読む)に行くべきだ。そこには、フィギュア、コスプレ、DVD、コミックなど“萌え市場”を構成する最先端の商品が所狭しと並んでいる」(森永氏)と。そして、秋葉原に集う若者がこのような新しい文化と情報技術を融合させ、「将来的には人工知能やロボットの開発に進んでいく」と日本のモノ作りにおける壮大なビジョンを提示した。

というあたりばかりを強調するタイトルの付け方は如何なモノか。
要するに、「これからの製造業、商品=オブジェクトにいろいろ付加価値ををつけてコンテンツ化しちゃうほうが、商品、高く売れまっせ」、というのが基調の論旨で、「萌え」はその「付加価値」の一例としてあげているに過ぎないと思うのだが。