久生十蘭オフィシャルサイト準備委員会

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親族ということで、たまたま「久生十蘭著作権継承者」となった方と、その協力者の方のブログ。イヤ、これ、面白いよ。
血縁的には「甥」にあたる方に「著作権継承者」のお鉢がまわってきたのはいいのだが、その方は「久生十蘭」がどういう作家なのか、ということも知らないし、当然、作品を読んだこともない。
そういう状態からスタートして、遺品の整理とか周囲の人への聞き込みとかはじめたりして、だんだんと「久生十蘭」について知っていく、という内容。当然、現在進行形。最初の書き込みが「2005年04月04日」で、当然現在進行形。
たしかに、十蘭だと、現在そんなにポピュラーな作家とはいえないし、「名前くらいは知っている人」程度の人はそれなりにいても、実際に読んだり「好きだ」と断言できたりする人は少なかろう。もともと、「作家の名前」なんてものは、興味のない人は、ぜんぜん知らないもんだしな。
遺品の整理関係でもいろいろな進展があって、読み物として面白い。