Comic新現実Vol.4
この間ぱらぱらと立ち読みしたときの印象を述べておく。
というのは、今後このシリーズ(流通的なカテゴリに従えば、「雑誌」ではなくて「書籍」扱いになるんだよね、これ?)をマトモに買ったり読んだりしたりすることはなかろうという(かなり確実な)予感があるからだ。だから、ごくごく簡略なメモ程度の文集しか書けない(というか、書くつもりがない)。
面白かったのは、
1.あずまひでおのマンガ(新作)
「失踪日記」が売れても、あいかわらず2ch本とか廃刊になりかけの成人雑誌とかにペラマンガとか書きつつ、「夜の魚」のころと変わらないような生活をえんえんと続けているのが凄いし、面白い。
比較的最近の動向というか生態を例の調子で描いているので、氏の最近の読書傾向までわかります。
2.みなもと太郎と大塚某の対談。
この企画、前回もやっていたような気がするけど、いつのまにかレギュラー企画になったのだろうか?
面白いからいいけど。
でもなんか、これ、みなもと太郎氏の「マンガ史秘話」的な知識とサービス満点な話術に大塚氏が終始圧倒されっぱなしなような気がする。少なくともわたしには、大塚氏の発言よりもみなもと氏の発言のほうがよっぽど面白い。
正直さして面白いとは思わないけど、「エライ!」と思うのは、エースから斬られたらしい浅田寅ヲ作画の「甲賀忍法帖・改」の連載を続けさせているところ。
そして、「イタタ」と思ったのが、今更(!)、大塚氏の奥さん(白倉由美)の特集をやっているところ。
ここいらへん、ほとんど身内受けの同人誌のノリだよなぁ。。。