「ネットに匿名性は不可欠」――総務省
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0507/01/news059.html
ちょっと長くなるが、最後の部分を引用。
報告書は、さまざまなITサービスが一元管理から分散管理に移行するなかで、ITをどのように活用すれば経済・社会を活性化できるかといった視点でまとめたものだ。P2PやWebサービス、セマンティックWeb、オフショアリング開発の可能性などについても言及している。「役所にしてはリベラルな報告書ができたと自負していたが、まるで実名化やブログ利用を推進する報告書のようにとらえられてしまった」と内藤補佐は話す。
“ネット的自浄作用”働く
ブログや掲示板を通じて急速に広がった誤解だが、逆にブログをきっかけに議論の軌道修正がなされるという動きもあった。ある個人ブログが「報告書を読まずに批判するのも、賛成するのもリスクのある行為」だと指摘。報告書をHTMLに変換して自身のサイト上に掲載し、報告書について言及したブログにトラックバックを張って回ったのだ。
トラックバックを受けたブロガーの多くは、報告書を読んだ上で再度意見を表明し、ネット上の議論の爆発は終息しつつあるようだ。「一次資料を読まずに批判・賛成するリスク」──図らずも、研究会が考えるネットリテラシーの深化を一連の騒動が促した面もあったのかもしれない。
匿名か実名か、などという些末なことよりも、リテラシー意識の有無の問題なのでは?
ネットの公共性に対して配慮して、情報を慎重に取り扱う、という態度が一般的になれば、匿名でもなんの問題もないし、そういう意識が一般化されなければ、実名でも全然ダメダメでしょう。
「挫折」の昭和史(上)
「寂しい」という検索語で結び付く人々
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050701205.html
自分の気持ちを検索エンジンに吐露したことで検索者たちが導かれたのは、『ムービーコーデック・コム』の「誰か寂しい私とお話しませんか?」(i am lonely will anyone speak to me)と題されたページだった。ムービーコーデック・コムは本来、デジタルビデオの愛好者向けのフォーラムだ。
(中略)
しかし、「とても寂しい」人たちが集まるコミュニティーができたのは、一部の人々が検索エンジンを変わった方法で使いはじめたからでもある。サイト訪問者の記録を調べてみると、Googleをただの道具ではなく友達とみなしている人がいることを示す、ひそかに検索に使われた言葉が浮かび上がってくる。
なんだか読んでいて気が滅入ってきましたが。実質上、webで一番ポピュラリティのある英語圏での検索の使われ方と、比較的ローカルなわれわれ日本語圏の人々とでは、ちょっと事情が違ってくるんでしょうけど、しかし、ねぇ。。。
「ビジネスという<暗黒面>について語ろう」――SWプロデューサーのリック・マッカラム氏(上)
http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?i=20050628ea000ea
SWシリーズには特に思い入れないんだけど、こういう裏話は面白かったり。
父、帰る
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